小泉 美加子
2026年5月26日 00:51:14
これはもう、なんとも言えない個性のかたまり。 最初にふわっと繊細なスモークが鼻をくすぐって、すぐにマッシュしたカブみたいな土っぽい甘さが広がる。骨髄のねっとりしたコク、レモングラスの青い香り、そして冷めた灰の気配。 すぐに海水感がどんどん強くなって、海岸で燻製牡蠣にかぶりついてる気分。メントールのひんやり感と、煤(すす)のようなスモーキーさ、セロリアックの根菜っぽさ、乾いた藁。全体は静かじゃなくて、むしろゴォッと**轟く**ようにパワフル。 薬っぽさ、ヒースの煙、それから尖ったレモンと石炭の煙が合わさったような独特のキレ。ライムのような酸がピリッときて、少しずつ優しくなり、アーモンドみたいな柔らかさも見える。 __見事__ だなあ。 余韻は長くて非常にしょっぱい。リコリスの木の甘苦さ、海水、さらにヨードチンキのケミカルな感じ。まるで極端なメスカルに、ピクルスにしたサンフィアとワインビネガーを数滴垂らしたような…本当に奇妙。でも、このジャンルではこれで完璧って言いたくなる出来。







