中島 拓真
2026年5月25日 12:21:53
これ、なんだろう……最初にグラスに近づけた時の樟脳っぽい木の香りにちょっとたじろいだ。干し草と土っぽさが強くて、古い革やほこりっぽいシナモンの雰囲気もある。 口に含むと、意外にもサルタナレーズンやマスカットのような甘さがふわり。でもすぐにベルガモットとグレープフルーツの苦味、それから紅茶のタンニンみたいな渋さが追いかけてくる。段ボールっていうか、古書の匂いもするなあ。 真ん中あたりに、きのこの旨味とバルサミコ酢っぽい酸、それに少し湿ったクルミ。古いソーテルヌの甘やかさが奥にあって、深い金色のイメージそのもの。後味は埃っぽいシナモンと煙草の葉、ほのかにコーヒーとポプリ。まとまりがないというか、違和感があって落ち着かない。らしくなさがすごい。余韻は中くらい。正直、好みが分かれるやつ。







